今日は古代エジプトの話。
「スカラベ」って知ってる?
ヤダ!言っちゃだめよ・・ふんころがしなんて。
古代エジプトでは ”ケプリ” だか ”ヘプリ” だか、とにかく太陽神。そう、”神”として崇められてたの。
すごいでしょ~、ふんころがし。あら、私も言っちゃった。
ま、いいわ。球体(いわゆる”ふん”)を転がす姿が太陽の動きと重なって見えたらしくて、太陽を運ぶ、そう、司る神の化身と考えらえていたの。
エジプト人の想像力って恐ろしいわ~。
この様子をみたエジプト人→「おおっ!神だ!」
この様子をみた日本人→「おおっ!ふんころがしてる!」
って、こうも違っていいもの?日本人が失礼なのかしら?ストレート過ぎよね。
とにかく、そんな存在なのよ、ス・カ・ラ・ベ。
太陽は沈んでもまた昇ってくる、死んでもまた復活するってね。再生の象徴だったの。だから、王様のミイラの副葬品なんかにちゃっかりと乗っかっちゃってるの。今も、エジプトのお土産にはスカラベデザインのアクセサリーなんかがあるわよ。でも、これ、現代の日本人女子とかにはガチで嫌われそうだけど、大丈夫かしら?
それに、古代のエジプト人って本気だったのか、冗談だったのかわからなくなるときがあるわ。
だって・・・これが、神だって言うんだもん。
これよ!
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こ、これ・・ ねぇ、何かの冗談?
あんたどこ向いちゃってるの?天井見てる場合じゃないわ!ってね。
さすがに、二度見しちゃったもの。
見方によっては、巨大な虫に顔を襲われてるホラー映画だわ。
どうなってるのかしら?顔面に貼りついてるだけなの?どういう構造なの?もぉ・・誰か説明して!!
でも、嫌いじゃないわ、こういうの。むしろ好き♡ 一番初めにこれ描いた人、どんな人だったのかしらね・・
こんな神が存在した古代エジプト。わくわくするわよ・・
最後に、ふんころがしの名誉のために、付け加えておくわ。
ただ、転がしてりゃいいってもんじゃないの。適当に転がして丸くしてるわけでもないのよ。ちゃんと、上手に糞の中から丸く切り取るの。その表面を、地道に器用に整えるっていうから、すごいじゃない。職人技ね。それで、けっこうなスピードで運んでしまうらしいわ。
タマオシコガネ、とも呼ばれてるみたいだけど、やっぱり”ふんころがし”のほうが可愛いと、私は思うの。
今は砂漠でラクダの糞、ころがしてるわ!