エジる

エジプト現代小話、古代エジプト、観光、アラビア語、レシピなどエジプトをエジるブログです



最初に出会ったエジプトの人たち

旅行で一番思い出に残るものって、そこで出会った”人間”だと思うわ。いい人も、悪い人も。

 

私が初めてエジプトに行ったとき、シンガポールで乗り継いだ飛行機の中で、子供連れ女性の隣の席になったの。しばらく気が付かなかったんだけど、子供が日本語話してるのよ。お母さんはどう見ても外国人だし、その子供も外国人に見えたわ。

あら?と思って話しかけたら、その女性は日本人男性と結婚してるエジプト人で、日本で暮らしてるってことだったの。だから子供が日本語なのね。そんな話をしながら、カイロまでのフライトを楽しんだわ。

空港からホテルまでどうやって行くのか聞かれたから、バスで行くって言ったら、バスなんてやめな、ってね。家族の誰かがお迎えに来るみたいで、その車でホテルへ送ってもらえることになったの。

カイロの空港について、ビザを購入しようとしたんだけど、窓口の面倒なおやじに、たらい回しにされてたのよ、私。やあね、何やってんだか・・アマちゃんね。

そしたら、隣の席だったその女性が後ろから来て、窓口にバンッ!ってお金叩き付けて、面倒なおやじにガァァァーって何か言ったと思ったら、ビザがすんなり出てきたわ。さすがね。パワフルだったわよ、彼女。おかげでビザも購入できて、空港からホテルまで送ってもらって無事に辿り着けたってわけ。すごく親切な人だったのよ。

これが、私の出会った最初のエジプト人。きっとエジプトが好きになったのも、彼女の影響が強いと思うわ。だって、彼女に出会わなかったら、最初のエジプト人は窓口の面倒なおやじだったわけでしょ。それって、最悪よね。

 

始まりがいいと旅って断然楽しくなるわよね。だから、その後会った人たちも、怪しい人もいろいろいたんだけど、それでも面白がってたくらいで悪い印象ではないの。

 

カイロの街の中を歩いていると、客引きね、変な日本語を駆使して話しかけてくるのは。それに胸毛自慢にいちゃんもいたわ。詳しい話しはまだ若かった彼の名誉のために伏せておくことにするわね。とにかく、暇を持て余すことはないと思うわよ、ぶらぶらしてるだけで。

 

こっちから、道を聞くために話しかけるでしょ?で、その人に道をあれこれ聞いてると、そこを通りかかった別の人も参戦してくるのよ。気が付くと5人くらいに囲まれてたりしてね。ホント、親切なのか、おしゃべり好きなのか・・・。どう思う?

 

エジプトの男の人って髭はやしてる人が多いのね。で、服装も地味な感じで、おやじかと思ったら年下なんてざらにいるわ。

そんな、おやじか若者かよくわからない人が、私の後ろをずっとついてくるの。話しかけられてるのよ。もちろん、聞かれたら答えてるわ。どこから来たの?とか、どこ観光したの?とかそういう話。最初は客引きだと思うから、足を止めずに歩き続けてたわ。でもずっとついてくるの、ずっとよ。あまりにも遠くまでついて来ちゃったから、こっちが心配になっちゃうわよ。「大丈夫?」なんて聞いちゃったりして・・

この人、下心もなさそうだし、騙そうとしてる感じでもない、危険な臭いがしないのよ。

 

も、もしかして・・・

 

ただの暇人?!

 

結局、何十分も歩いてついてきちゃったわ。ホテルの少し手前に、小さな商店があって、飲み物とかお菓子とか仕入れようと立ち寄ったのね。

もちろん、彼も来たわ。

お店の中までついてきて、その挙句に「これ、おいしいよ!」って教えてくれるの。

 

ところで、いったいあんた誰??

 

f:id:tokiwoirodoru:20160805004003g:plain

 

もう、笑っちゃったわよ。さすがに。 

だから彼のおすすめを購入したわ。(おすすめされるほどの味でもなかったけど)

 

ホテルの真ん前までついて来たわよ。

で、こう言うの。

 

「明日、また来ていい?」ってね。

 

友達か!ちゅーの。

 

翌日は砂漠へ行く予定だったから、カイロにはいないって、丁重にお断りさせてもらったわよ。 

 

あれから随分経ったけど、元気かしらね?彼・・・

 

楽しい人たちに出会えるわよ、エジプト。 行ってみない?